小豆島の南部、三都(みと)半島の神浦(こうのうら)に、瀬戸内国際芸術祭2022の作品「ダイダラウルトラボウ」(伊東敏光+広島市立大学)が佇んでいます。「日本の山河を造ってきた巨人、次を構想し、しばし休憩する」というコンセプトで、集落の石垣や廃船、流木を使って作られたこの作品は、時間の流れを感じさせ圧倒的な存在感を放っています。ダイダラウルトラボウの視線の先には、瀬戸内海の島々の美しい風景が広がり、ちょうど夕日が遥か彼方に沈んでいきます。風がそっと吹き抜け、草葉が揺れる中、ダイダラウルトラボウは静かに何かを物語っているかのようです。
アクセス 土庄港から車で30分程度。
駐車場有り。
撮影日時 2024年5月中旬 午後6時〜7時
気温 19℃
文/坂本憲司
写真/坂本憲司
Related Posts
2025-09-16
彩り映す天川村みたらい渓谷の秋景
みたらい渓谷は、四季折々の景色が美しく、新緑がきらきらと眩しい春、川サツキが映える夏、大自然の秋の紅葉と訪れる人を魅了します。特に秋には、赤や黄色に染まった木々
2024-11-14
雄川ブルーに包まれる神秘の空間
雄川の滝は、鹿児島県南大隅町に位置する美しい滝で、幅60mの断崖と、そこから流れる落差46mある滝。そして岩々の間から絹のような繊細な滝がエメラルドグリーンの滝
2025-07-15
ダイナミックな絶景に目を奪われる名瀑
大阪市内から車や電車で約30分。豊かな自然を気軽に味わえる箕面公園の奥に、名瀑「箕面大滝」があります。落差33メートルを一気に流れ落ちるその姿は迫力満点で、「日




